世界の酒類消費量、過去20年で初の減少 背景に景気悪化

al_2016-0515

わたしはアルコール依存症と診断され現在も通院加療中の身であるが、以前主治医の勧めもありアルコール専門病棟に入院したこともある。

外部からのあらゆる刺激を寸断しアルコール断ちして通常は3ヶ月間のカリキュラムをこなしながら、断酒を継続するための術と心構えを作っていく。

入院して最初の14日間は治療第1期とされ病院の敷地内以外、一切の外出を禁じられる軟禁状態となる。

この期間でアルコールの離脱症状をコントロールし、症状を緩和していくため2種類の点滴を射つのだが、患者によってはこの期間で離脱症状が強く出てしまう人もいる。

その場合は生命の危機に直面するので、断酒してから離脱症状が治まるまでの14日間は医師の監視下に置かれる必要があるのだ。

わたしも入院後の2週間ほどは様々な離脱症状が現れた。まずは寝汗、着ているものがビショビショになるほどの発汗があった。

そして振戦、要は手の震えなのだが、毎朝体温計を受け取るときや食事をするために握った箸がいつもブルブル震える。

幸い入院中は軽度の離脱症状のみで乗り越えたが、ひとりぼっちで酒浸りになってしまったときには、ちょっと強めの離脱症状である幻覚(幻聴・幻視)が現れてしまったことがある。

診察のとき問診でこの話をしたのだが、主治医もこれ以上は流石に放置できないということで、半ば強制的に入院手続きを進められたのだった。

入院加療しても、1年後も断酒を継続できているのはそのうちの10%にも満たないというデータが有る。

わたしも入院してアルコールの基礎知識をカリキュラムで受けてみて初めて知ったのだが、アルコールは思っているより依存性がキツいかなりヤバめのドラッグなのだ。

しかし危険なドラッグと判っていながらも日本はアルコールに関連する産業の市場規模が大き過ぎる。

製造メーカー・販売店・飲食店などで仕事をしている人が多いから、変わりの労働市場を斡旋出来ない限りは安易にアルコールを禁止薬物とすることが出来ないのだ。

日本は海外に比べてアルコール問題を軽視している。WHO(世界保健機構)はアルコールに関する規制(※1.2)を各国に働きかけたが、最期まで何もしなかったのはどこの国であろう、実は日本なのだ。

酒害に関してこのまま国民からの理解を得られなければアルコール依存性を治療してもまったく意味は無いだろうし、このままアルコール問題を放置していればますます依存症患者は増えるばかり。

アルコールによる酒害を無くしていくためには、政府・官公庁は国民にもっと強く働きかけなければいけないのだが、そうした兆しは未だ見えないのが本当に歯痒くて仕方ない。

記事:http://www.cnn.co.jp/business/35082603.html
出典:http://www.cnn.co.jp/
引用:WHO世界戦略アル法ネット -アルコール健康障害対策基本法推進ネットワーク- (※1)
http://alhonet.jp/who.html
引用:NCD Alliance Japan(※2)
http://ncdjapan.org/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio

わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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