うつ病は女が多く、過労死に男が多いワケ

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al_2017-0720

うつ病とアルコール依存症は併発する頻度が非常に高いことが様々な研究などからわかっている。

アルコールと自殺には一定の因果関係が認められており、自殺者の約1/3程度で直前の飲酒状況が認められるほど。

うつ病とアルコール依存症が合併するパターンには下記の4パターンのケースが考えられる。

a. 単なる合併または共通の原因(ストレス・性格・遺伝因子など)による場合
b. 長期の大量飲酒がうつ病を引き起こした場合
c. うつ病の症状である憂うつ気分や不眠を緩和しようとして飲酒した結果、依存症になった場合
b. アルコール依存症の人が飲酒をやめることによって生じる離脱症状のひとつとしてうつ状態がみられる場合

すべてのケースに共通されることは気分の落ち込み・ストレス・不眠などを緩和するためにアルコールを乱用するパターンがほとんどであること。

だからこの2つの病気は時間的な関係から、うつ病→アルコール依存症と併発したものを一次性うつ病、アルコール依存症→うつ病と併発したものを二次性うつ病と呼ぶ。

特に危険な状況は希死念慮を誤魔化すためにアルコールに逃げたのだが、飲酒が逆に強い自殺衝動を誘発してしまうケースだろう。

わたしも経験があるのだが希死念慮に常に思考が支配されてしまうと、その衝動を抑えるための理性がかろうじて働いても、飲酒することでアルコールは、その内部的衝動を一気に駆り立ててしまうことがあるから本当に恐ろしい。

実はネットで自殺について調べた際に「首吊りに最も適したロープの種類と径」の商品をアマゾンから購入したことがある。ここでその商品名について明らかにすることは、敢えて自主規制するということでご理解いただきたい。

ちなみにその商品をアマゾンのお気に入りリストに登録すると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」というおすすめ一覧にサンポールとかムトウハップが表示されて「考えることはみんな同じなんだな」とニガ笑いした思い出もある。

その強い衝動から購入したロープをネットで調べて記憶していた「ドアノブを使った首の吊り方」を模倣してやってみたのだが、何が悪かったのかはわからないのだが、どうやら上手くいかなかったらしい。

ただ内部欲求的には自殺衝動が完遂したことで死にたいという気持ちは不思議なほど呆気なく消滅したのだが、なぜ自分が衝動的にそのような行動に至ってしまったのかはまったく覚えていなかった。つまりこれこそがアルコールの恐ろしさなのだろう。

結果的に自殺企図は未遂に終わったのだが首を吊った痕、擦過痕は無かったので恐らく皮下出血の痕だろうが、この痕が主治医に見つかってしまい怒られたことがある。

当時のわたしは精神的にかなり不安定な状況だったため、主治医の提案で診察は主治医とそのクリニックの院長による二名体制で当面の間行っていくこととなった。

注意しなければならないのはうつ病による自殺の危険性を、アルコール依存症が合併することで更に高めてしまうこと。

自殺直前に飲酒する割合の高さは以前より指摘されているが、理由として下記のような心理的変化をアルコールによって齎されるためである。

a. 飲酒が絶望感・孤独感・憂うつ気分といった心理的苦痛を増強する
b. 飲酒が自分に対する攻撃性を高める
c. 飲酒は人の予想に変化をもたらして死にたい気持ちを行動に移すきっかけとなる
d. 視野を狭めて自殺を予防するために有効な対処手段を講じられなくなる

アルコール問題が一次性であろうが二次性であろうが、うつ状態が合併した際に治療の基本となるのは当然のことながら断酒である。

うつ病の希死念慮が飲酒によって増幅されてしまうケースが非常に多いことや、抗うつ薬・抗不安薬・睡眠導入薬による薬物療法を行う場合においては、これらをアルコールで服用することは絶対にしてはならない。

記事:http://president.jp/articles/-/22195
出典:http://president.jp/
参考:アルコールとうつ、自殺 | e-ヘルスネット 情報提供 – 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-01-006.html

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TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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