ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討

bu_2016-1118

どんな業態であろうが何もかもが無理をしてまで24時間営業する必要はないんだよ。深夜に働くことを好む人もいるにはいるが、大多数の人は深夜働くことを敬遠するし。

それで働く人が確保できなくなってくると、今度は深夜で働ける人達へすべての負荷が集中してしまう。これが特定の人への過重労働や休暇取得率低下の原因でもある。

深夜営業することで得られるメリットよりデメリットのほうが大きくなるのであれば、企業だって無理をしてまで営業する必要もないでしょう?

例えばワンオペレーション(通称ワンオペ)で深夜営業を続けていた牛丼チェーン大手すき家のケースではどうだっただろうか?

深夜でも客が複数来店するとその時点で、注文から提供までのマニュアルに沿った流れで作業していながらも遅滞が生じてしまう。

何故か来店時間が深夜だったのにも関わらず注文まで10分以上待たされた利用客も結構な数いたとか。

治安の面でも素泊りやホームレス、またはヤンキー系など店舗を利用する客層もお世辞にも良いとは言えなかったし、それらの客はそのまま帰らずに駐車場で大声を出しながらバカ話を始めたりする。

治安の悪化や騒音、電飾などの光害により深夜営業は近隣住民にかなりの迷惑をかけていたようだ。またすき家のワンオペは広く世間に知られていたため、ワンオペタイムを狙った強盗事件が相次いだ。

各都道府県警はすき家に対して個別に指導を行ってきたが一向に改善されなかったため、2011年10月13日には警察庁までが出て来て直々にすき家を運営するゼンショーホールディングスに指導を行うなど、結果的にはむしろデメリットのほうが目立ってしまったようだ。

まだね、働いた分がそのまま賃金や賞与などの待遇で返ってくるなのならいいんだろうけども。いまはどれだけ働こうが低賃金だし、とても人に働いてもらうような就労環境ではなかったりする。

そういう部分のケアが足りなければ、どんな人だって低賃金で労働強度が強い仕事や長時間労働は受け付けなくなるし、労働環境が改善されないと悟れば躊躇なくその仕事を辞めてしまうだろうね。

つまり過剰サービスとは低賃金・過重労働を要求されている社畜、すなわち奴隷の犠牲の上に成り立っていることに、ボンクラ経営者もようやく気付いたのかねぇ。

慈善事業でもない限り、その事業の採算が合わないのならば、速やかに手を引くのは当たり前。

外食を始めとするサービス業は低賃金・長時間労働に加え、サービス残業を強要するなど過重労働を無理やり労働者に押し付けていた。

この異常な労働環境でも労基署に取り締まられることが無いとわかると同じ業態の他店舗までもが追従し、ブラック勤務を当たり前のように労働者に無理強いさせるという悪循環に陥る。

こんな過酷な労働を強いても経済が停滞している日本では急に消費が増える訳でもない。それでも他店舗よりサービスの質・レベルを高めるために常に過当な競争に晒されてしまった挙句、業界全体が活力を失い疲弊していった。

深夜営業の需要、無茶・無理・無謀のリスク、そして費用対効果…。企業間でも徐々に365日24時間営業が本当に必要とされる業態は何か?ということを改めて検討し始めている。

実際問題、本当に年中無休の対応を求められる産業は、医療施設や警察・消防、そして生活に必要なインフラに関わる仕事だけで十分なのではないか?

まぁロイヤルホストも撤退する理由として

「人手不足で賃金が上がり、売上高がコストに見合わなくなってきているため。」(ロイヤルHD黒須社長)

と説明したが、「従業員のQOL(quality of life)を考慮して」など、一言付け加えれば更に完璧だったのではないだろうか。笑

「過剰サービスがサービスの品質そのものを低下させている」

わたしが10年以上前から肌で感じていた違和感。これと同じことを感じている読者がいるのなら、勇気を持って声を出そう。

記事:http://www.asahi.com/articles/ASJCK4DBJJCKTIPE014.html
出典:http://irorio.jp/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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