中小の55.6%で人手不足 日商調査、前年比5.3ポイント上昇

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安倍首相はアベノミクス効果で「実質賃金は上がり、完全失業率は低下している」とその成果を強調しているんですけどね。

ならば依然として中小企業の人手不足感が一向に改善されず、更に深刻なレベルにまで陥ってるのはどういうことなんでしょうね?

結局中小企業は人手不足なんかではなく、低賃金でいざとなれば使い捨て出来る奴隷が確保出来ないってことじゃないんですか?

最低賃金で雇って一切昇給することのない人間以下の扱いをしてる癖に、会社に都合が悪くなれば平気で切り捨てても文句を言わないただの木偶の坊が欲しいだけなんでしょ?

そういう会社の幹部の方々が仰っしゃることは「替わりに働く人間は幾らでもいるんだからな!」がおキマリの台詞なのですが、その状況を一向に改善することが出来ずにもう10年以上が経過した今日までずっと同じこと繰り返しているんじゃありませんか?笑

なぜこうした人手不足の状況から中小企業は一向に抜け出すことが出来ないか、あなた方経営陣は本当に頭を捻るだけ捻って考えたことがあるんですかね?

大体そういう会社に限って賃金低い・サビ残常態化・有給取れない・有給どころか毎月の公休すら消化できない・パワハラ常態化・福利厚生一切無しなんですよ。

あのね?こんなんで人手が足りないとか言われても、実際経営者や幹部職のあなた方だって、こんな就労環境の会社に入りたいとか心の底から思わないでしょ?笑

経営者や幹部自身が本当に「ここで働きたい」って心から思える会社にしなければダメなんですよ?そのためには今の賃金水準や雇用待遇で、人質の高い聡明な即戦力を雇入れしようたってそれは虫の良過ぎる話しです。

もう低賃金で働かせるビジネスモデルには構造的に限界があるのです、つまりシステムは崩壊している。しかしブラック企業はそれでも世間に対して雇用があるフリをし続けるから、労働環境が一向に改善されることがない。

この負の連鎖の繰り返しが当たり前になっているから、業界に潜在する問題意識が欠如してしまう。要は「その一日が回ってればいい、明日のことは明日考えよう」と思考することから逃げてしまっている。

この手の潰れるべきブラック企業が潰れないから自由競争が上手くいかなくなるわけ。つまり本当に奉仕すべきはずのエンドユーザーに対し、ブラック企業の製品サービスって実はエンドユーザーの方を向いていないのです。

だってサービスとは本来「自由競争=低価格競争」では無いはずでしょ?

ところが大企業は聞き分けの良い中小企業を求めている。つまり利益を搾取するには自分達の手を汚すこと無く、下請け業者に汚い仕事と厳しい数字を押し付けてしまえば後は終わりなわけです。

しかしいざ事件や事故が発生しても、この手の大企業は一切責任を被ることはしません。すべては「下請けがやったこと」の一言で責任放棄することが出来るんですよ。

まだ記憶に新しい横浜・都筑区の傾いたマンション事故を覚えてますか?あの件で元請けの三井住友建設は、初めて記者会見を開いたときに「すべては下請けの旭化成建材が勝手に行ったこと」と責任を全部下請けに擦り付けてましたよね?笑

結局大企業はいざというときのスケープゴートとして、下請けのブラック企業を低価格で飼っているだけ。つまりブラック企業は家畜と同じ扱いなのです。ハッキリ言えば犬猫畜生と同類、だってあなた方の替わりになるお行儀の悪い野良畜生、即ちブラック企業は幾らでもあるんだからさ。

政府・日銀が中小企業支援のために金融緩和を推し進めてしまうと、結局はブラック企業がしぶとく生き残ってしまうことになるので、業界的には既に底値と思われる低価格競争がより一層激しくなってしまうことが目に見えています。

つまり安かろう悪かろうのサービスを辛うじて甘受してるユーザー達に、もっと低品質なサービスしか提供できなくなってしまう。これでは国際競争力は一向に高まらない。

資源の乏しい日本ではどうしても雇用創出の多くをサービス産業に依存せざるを得ません。

つまり政府が介入して第三次産業の構造改革を断行するならば緊縮財政の在り方を改めるべきで、寧ろ一時的な失業率上昇を恐れることなく関連法規を遵守することの出来ない中小零細企業、即ちブラック企業の撲滅を政府主導で行っていく必要があるのです。

そして競合する企業同士の統廃合を進めて受注価格に関する低価格競争を規制して沈静化を図らなければ、現状のままでは人手不足は解消されないし実質賃金が上がることもないでしょう。

当然労働環境・雇用環境の改善も無ければ政府が目標に掲げるGDP3%成長など夢のまた夢のお伽話でしょうね。

記事:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H56_Z20C16A6EE8000/
出典:http://keiritsushin.jp/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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