時給1000円超え 人手不足、社会保険拡大が拍車

em_2016-1020

記事が日経電子版の登録会員限定なので、すべての内容が閲覧出来なければ申し訳ありません。制限はありますが無料でも会員登録することで、限定記事を閲覧出来るので機会があればどうぞ。

時給が上がるのは最低賃金が上がったわけだからね、当たり前って言えば当たり前のこと。

求人サービス大手インテリジェンスが統計した9月度の全国平均募集時給は1,003円に到達した。この賃金上昇を日銀では脱デフレのキーポイントとしている。

時給上昇の追い風になったのは各産業ともに頭を抱える深刻な人手不足感から。

今年も残すところ2ヶ月となり、まずは年末の繁忙期を乗り越えるために、各企業が時給を吊り上げていることは想像に難くない。

インテリジェンスでは時給の伸び率が大きかった上位職種を

・引っ越しスタッフ 1,282円(+4.8%)
・コールセンター 1,152円(+3.0%)
・福祉・介護・保育 1,066円(+3.0%)
・配送・郵便・運転手 1,039円(+5.1%)

以上のように挙げている。ひと目見てもらえればお分かりの通り、伸び率上位職種のほとんどはマンパワーに頼る労働集約型産業が占めた。

結局これらの職種が毎年のように高い時給で募集しているのは、いくら高賃金にしても見合わない労働内容や過酷な就労環境が、依然として改善されていないからだろう。

また10月1日から社会保険の適用拡大でパートが保険料負担を避けるために、労働時間を短縮するなどパートの方で就業調整する動きも一部では出始めているようだ。

政府・日銀の目標は、この先もデフレ脱却に向けた賃金上昇と消費マインドの改善で変わることはない。と言うより消費増税のタイミングを見送ったことで「賃上げ→消費支出拡大」の政策に走らざるを得ないのだから。

つまり来年以降も最低賃金は大きく引き上げられるし、社保・年金といった社会保障の企業負担はますます拡大されるだろう。

企業的には人件費の高騰もそうだが、来年度になれば労働者の年次有給休暇の計画的付与(最低5日間)まで始まってしまうのだから、人手不足のバックアップ体制に頭を悩ます問題が今後も山積だ。

少子化の影響で今後ますます人手不足感は加速するだろう。特定の職種では移民労働者の受け入れも開始されるが、労働力を「人間からロボット」へ置き換える計画の企業も出て来ている。

大手小売業のイオンは2018年度に、業務用の無人清掃ロボットを400台導入(※1)するという。閉店後の共用部床の清掃を無人化する計画だ。

ショッピングセンターの清掃は主に営業終了後に行われるため、労働者が深夜作業を敬遠して慢性的な人手不足に悩む。募集などにかかる広告費も決して少ない額ではなかった。

しかし近年著しい進化を遂げている業務用無人清掃ロボットに、初期投資にかかる支出や人手不足解消のメドが立ったため、業界では先行的にロボット導入へと踏み切った。

この無人清掃ロボット導入により、年間1億5千万円程度の人件費コスト削減をイオンでは見込んでいる。

イオンの試みが計画通り進めば、同じ業態の他店舗でも同様に人件費コストの削減に繋がるため、労働力がマンパワーからロボットへと一気に置き換えられることになるだろう。

つまり労働集約型産業はマンパワーではなく、ロボットのイニシャルコスト・ランニングコストのほうが重要になるということ。

アマゾンでも倉庫内作業をロボットに置き換えることで、人間が作業するよりも高い利益を得ることが可能となった。

このように大企業では有人化からコスト削減効果が極めて高い無人化への流れが加速している。

貴方が携わっている業界の10年後のイメージを頭に思い浮かべて欲しい、貴方のそのオシゴトは10年後も現在と変わらずに続けられるという具体像が描けたでしょうか?

もしもイメージした未来像が具体的に想像出来ず、現状で常に人手不足感が付きまとっているようなら、その産業・職種はほぼ100%ロボットに置き換えられる仕事だと思っていい。

何故なら求職者は自分の未来を想像して企業を選ぶ。この段階で高賃金や好条件で人材募集をしても反応がないということは、求職者側が「この会社では明るい未来が描けない」と敬遠して候補から除外するからだ。

既に求職者のほうから貴方の会社は就職先として真っ先に間引かれてしまっているのに、その産業やその会社に明るい未来がきっと訪れると心の底から信じることが出来ますか?

記事:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS19H4O_Z11C16A0EA2000/
出典:https://plus.google.com/
引用:イオン、SCに床清掃ロボ400台 18年度 (※1)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08424250V11C16A0TJC000/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください