運送・建設の残業規制を猶予 働き方改革実行計画決定

go_2017-0329

「働き方改革(笑)」

もう何も言えねー。苦笑

労働者の健康や生命を守ろうだなんてみんなハナから思ってないでしょ?失笑

とりあえずは電通過労自死事件から端を発した「長時間労働の是正」だったはずなんだけど?

電通という超一流企業をスケープゴートにして、残業時間を規制することが「働き方改革の柱」という旗印になれば、国民からの大きな賛同も得易いだろうしね。

だから安倍内閣としては長期政権を築く足掛かりのために、この働き方改革はタイミング的にも非常に美味しい口実だったわけだけど。

だけど肝心なところで経団連から思わぬ抵抗を受けてしまった。

経団連=企業側、つまり経営サイドでは「いきなり残業規制されては困る!」ってのと同義で、結局は社畜に奴隷労働を強いることでしか利益を生み出せないって白状されたも同じなんだよな。笑

過労死ラインと呼ばれる残業80時間未満で働けるシステムを企業側の方で積極的に構築していってもらわないと困るんだけどさ、でも現時点でそれは無理って経営サイドから押し切られちゃったわけだから。

とりあえず5年後に見直しを行うそうだけど、その頃には残業規制より「労働力人口の著しい減少」のほうが切実な社会問題になってると思う。

労働力人口を確保するためには定年年齢の更なる引き上げや、移民の受け入れなどの施策がまず頭に思い浮かぶ。

しかし高齢者になれば建設・運送など直接現場に携わるブルーカラーワークではむしろリスクが増大するし、移民を本格的に受け入れてもその効果は早期に現れない気がする。

そうなると今回残業規制を先送りされた建設業と運送業の人手不足はほとんど改善されないことが容易に予想出来るから、結局は長時間労働の是正そのものが有耶無耶になってしまうんじゃないかな?

そして労働生産性を改善し、これを向上させるためには更に厳しい現実が立ちはだかっている。

いまの日本は国内総生産(GDP)の約7割をサービス産業が占めている(※1)。この傾向は米国にも同様に見られ、云わばサービス産業が経済成長を支えていると置き換えることが出来る。

サービス産業が拡大することは即ち雇用拡大もサービス産業が大きな割合を占めているのだが、残念ながら日本のサービス業における労働生産性は決して高いとは言えない。

まるで愚問愚答の典型ではあるが、現在サービス産業が抱えるアキレス腱とも言うべき、低成長・低付加価値から高成長・高付加価値のサービスに転化出来るか?これは日本という国家の火急の命題とも言えるだろう。

いまの日本はサービスの裾野が広がりすぎて、お金にならない過剰なサービスまで要求されてしまうから、いつまで経っても労働生産性が改善しないのだが、反面でこの時代には既にそぐわないサービスの仕事も正直多いような気がする。

いくら頑張ろうがいま以上の成長が見込めない企業の仕事をただこなしてるだけの人も実は多いはず。そしてその中には間違いなく「多忙」「人手不足」という経営上の制約に縛られ埋もれてしまっている優秀な人材もかなりいるはずなのだ。

市場を活性化させるために「解雇規制の緩和を図って雇用の流動性を高めるべき」という意見をよく耳にするが、優秀な人材を成長の見込める産業に集約する方法としてはあながち間違いではない。

生産性向上は経営者にとって、そして日本にとっての大きな課題ではあるが、ひとりの人間がいくら頑張ろうが得られる成果には自ずと限界がある。

しかし限界があることを知りつつ厳しい経営状況から人員を増やさずに社員、つまり名ばかり管理職たちに限界を超えるまで働かせることでしか採算が取れる手段がない企業はもう既に「詰んでる」ということでしょ?

今回取り上げられたのが残業規制だっただけで、影が薄くなってしまった同一労働同一賃金だって、適正な労働環境の構築ために積極的に是正しなければならない課題。

裾野が広がりすぎて採算が合わなくなった職種・仕事は容赦なく潰す。

…その仕事って貴方の脳裏にも鮮明に思い浮かんでいるのでは?

記事:http://www.asahi.com/articles/ASK3X5R2VK3XULFA02V.html
出典:http://www.itmedia.co.jp/
引用:わが国サービス産業の現状と問題点 わが国サービス – みずほ総合研究(※1)
https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/argument/mron1302-1.pdf(PDF)
参考:非正規待遇差に事業者の説明義務=働き方改革会議「実行計画」
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKBN16Z11I.html

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio

わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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