インタビュー:シェアリング議論、既存業法がネック=竹中平蔵氏

ma_2016-1009

う~ん…。日本産業における「収益性」の概念をブッ壊した張本人がこれを言うかね…。失笑

竹中先生が仰っしゃる収益性とは「中抜き」のことですかね?確かに竹中先生が関与してる人材派遣会社「パ○ナ」は約40%のマージンを抜いてるらしいですしねぇ…。

竹中先生の残した足跡って国民総中流という意識を持っていた日本人のアイデンティティーを破壊し、小泉内閣において「聖域なき構造改革」を断行し、労働者の所得格差を拡大しただけ。

国家としての在り方は「すべての国民は幸福になる権利がある」はずだが、この人はごく一部の富裕層とルンプロを始めとする、その他大勢のプロレタリアートを棲み分けというか「色付け」しただけだよね?

基本的に日本の企業が収益構造を高めるとするならば、それはマージンを高く設定することで、下請企業に支払う発注額を叩けるだけ叩いてしまうのが一番簡単なんだしさ。

竹中先生が政治活動の第一線から退いて、人材派遣会社のパソナの特別顧問に就任すると、パソナの売上高は、1356億円(2003年5月期)から2369億円(2008年5月期)と1.75倍にまで伸びている。

なんだかね、ここまであからさまに我田引水的なことヤラレちゃうとさ、竹中さんの仰っしゃることすら真実味が無くなるよな。笑 

現在はパソナ取締役会長の座に納まってる訳だが、なんつうか大きなマージンを搾取することが、高収益な仕事だとホントに勘違いしてそうだよこの人。

例えば現代日本の労働市場で「収益率の高い産業」とはなにかね?AI・自動運転・IoT分野で立ち遅れた日本には、もう既に世界のレベルには太刀打ちできない。

そして日本の基幹産業のひとつで、その中心的な存在が自動車産業であり、その盟主がトヨタ自動車なのは周知の事実であろう。

しかしこのトヨタでさえ早急な事業路線の変更を迫られている。トヨタを始めとする国内自動車メーカーは自動運転やAIなどの分野で世界に大きく水を開けられた挙句、自動車産業で主力であるHV車は世界的なニーズが既に下降線を辿っている。

HV車販売を少しでも延命するのであれば、現在でもEV車が主力の中国市場しか販路が残されてないのが実情なのだ。

資源の乏しい日本において食料自給率を脅かしかねないTPP参加することで、いまでも窮地である第一次産業の壊滅は既定路線。漁業でも乱獲などで漁業資源が年々減り続けている。第一次産業の維持は国家的な死活問題。

また医療や介護などの分野は低賃金であるが、そこに従事する労働者がいなければ人間は即時、生命の危機に晒されてしまう。これらの産業はいまは低収益かも知れないが、国や政府が率先して介入し労働環境の改善が急がれる分野だ。

しかしいまの日本に残された産業は、成熟産業の成れの果てである。低収益で付加価値の低い仕事、極論すれば「有っても無くても」構わない仕事しか残されていないのだ。

「賎業」と俗に言われる職業、清掃・廃棄物処理・食肉・皮革・葬儀業などに見る部落産業の類。これらは動物や人間の遺体に関連する産業が多い。

この差別的な部落産業を盾にして、金品や特権とも言える優遇措置を官公署や企業に求める「えせ同和行為」が近年問題となっている。

これらはいわゆる労働集約型産業のブルーカラー系肉体労働、しかも技術やサービスを提供するのではなく、取り敢えず「そこにいてくれればいい」という社会的な価値すら無い仕事がほとんどである。

当然労働市場にはそんな無価値な仕事しかないのだから、それらは軒並み低賃金の仕事であり、労働者の意欲向上に繋がる材料は何一つとしてない。

ましてこれら収益性の低い仕事を末端請負で受注する企業には、それら労働者への定昇・ベアを行う余力もなく、賃金が上がるとするならば、年一回見直される最低賃金の改定時のみである。

つまり末端で業務を請け負うブラック企業にはこの体力すら残されていないのだ。雇用する労働者に昇給や賞与など当たり前の還元すら出来ない惨状で、高い成果だけを労働者に求めたってそりゃ付いて来るわけがないじゃん。笑

現代の日本の三大基幹産業は、自動車産業・エネルギー産業・基礎素材型産業だと言われているが、この中で将来的に基幹産業として残る可能性があるのは、「知識集約型産業」と呼ばれる基礎素材型産業だと言われている。

市場規模が大きい自動車産業は「加工組立型産業」と呼ばれ、世界的にも生産拠点を積極的に海外に移して如何にコストダウンを図るか?というレベルにあり、言わば既に市場は飽和状態なのだ。

第三次安倍内閣の成長戦略の柱は、名目GDPを現在の約500兆円から600兆円に引き上げることを目標とした「第4次産業革命」である。これはIndustry 4.0(※1)として、ドイツ政府が2012年から打ち出している成長戦略を日本語化したものと考えれば良い。

まだ明確な設計図が頭に描けない方も多いだろうが、AIなどの人工知能と自動運転化やモノのインターネットと呼ばれるIoTを活用して、成熟産業に見られる閉塞感を第4次産業革命において産業構造を大きく転換しようという国家的な取り組みである。

イニシャルコストはかかってもランニングコストやパフォーマンスに優れるロボット自動運転により、人間が仕事を行うことで付加価値を見出すことができなかった産業にも新たな可能性を見出すことが出来るかもしれない。

いずれ労働力やマネジメント業務の中心がAIやロボットに置き換えられるのは間違いないのだが、人間がやる仕事はAIや自動運転では網羅できない細かい部分の修復など更に軽微なものとなるだろう。

その時代が到来し、AI・自動運転時代から弾かれてしまった労働者の生活の保護を、政府はどのように考えているのかね?この問題はそう遠くない未来に必ず訪れるから。

でもわたしは竹中さんって時代とともにキーインダストリーが遷移しても、高額のマージン搾取でしか商売できない人の筆頭格だと思ってるけどね。

記事:http://jp.reuters.com/article/takenaka-future-sharing-idJPKCN1250ZO
出典:http://jp.reuters.com/
引用:インダストリー4.0とは何か?ドイツが官民一体で進める「第4の産業革命」(※1)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140717/268842/?rt=nocnt

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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