書籍の「自炊」代行業に禁止命令、最高裁で確定

ne_r2016-0318

これも著作権に緩くて疎い日本での案件で良かったな、と喜ぶところだわ。

結局一番勘違いされがちなのが「金を払ったんだから全ての権利は自分のもの」と錯覚する無知な人が多くて本当に辟易としてしまう。

ここでハッキリ伝えたいのは「金を払ったからと言って全ての権利が手に入る訳じゃない」ということ。金さえ払えば全ての権利を侵害しても構わないという、身勝手な都合で著作権を解釈しないで欲しいのだ。

例えばデザイナーが制作した画像や文章を業者に依頼して、電子化もしくは印刷すればそれは「出版」に当たる。この場合デザイナーが著作権者となる。

だがデザイナーが制作した画像や文章を第三者のA社が「複製」したものでお金を儲けたり、その画像や文章にはお金を取る価値があったのに第三者のA社が「無料配布」したとする。

そしてデザイナーが受け取るべき利益を阻害したのであれば、それは第三者のA社がデザイナーの著作権を「侵害」した事になるわけだ。

現行法で著作権侵害はあくまでも親告罪なので、著作権者側から訴えなければ裁判にはならないのだがね。

海外だとこの手の複製のケースは非親告罪で、且つ著作権者がほとんどの場合出版社にあるので、申告の有無に拘わらず違反した時点で即検挙される。

まぁ日本が権利関係に疎く軽視してるのは法律からも読み取れるわけだ。

今回「自炊」について厳しい規制判決が出たのは、MP3で一気に不正コピーが世界中に広まり、楽曲の作品価値が失墜してしまった音楽業界と、同じ轍を踏まないための強めの救済措置だったのだと思う。

記事:http://www.yomiuri.co.jp/national/20160317-OYT1T50119.html
出典:http://www.uniuni.tokyo/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio

わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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