羽生善治が人工知能の最前線に迫る! NHKスペシャルで5月放送

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このわずか10年ほどの間に人工知能(AI)は著しい進化を遂げている。

2050年度には現在の産業のほぼ半数がAIによる自動化に取って代わられ人間は職を失う(※1)、という試算結果もあるほど。

「電脳化社会」の未来はわたしたちが想像しているよりも、遥かに早いスピードで訪れようとしている。

人工知能「Alpha Go」が囲碁で世界トップランカーの実力派プロ棋士を、4勝1敗(※2)と完膚なきまで叩きのめしたのは記憶に新しい。

しかし人工知能が囲碁棋士と対戦したよりも前に、将棋界では人工知能との「将棋電王戦」という棋戦でプロ将棋棋士は対戦している。

この人工知能との対局は有識者間でも様々な賛否両論があるのだが、私感としては「人工知能が軽作業的なサービス産業に導入されるのも時間の問題」と強い衝撃を受けた。

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羽生善治名人は実はわたしと同い年なのだが、この世代は「競馬・武豊」「野球・イチロー」「将棋・羽生善治」という、その分野において飛び抜けた才能を与えられた天才が多い世代。

残念ながらわたしはその才能を微塵も授かることが適わなかった。笑

いまさらながら説明する必要もないほどに、この羽生名人が将棋界に残した功績は大きい。

おそらく「将棋史上最強の天才棋士」ということでいまさら異論はないだろう。

「将棋の読み」には左脳のように言葉を司る論理思考ではなく、言葉を発せずに偶像をイメージで捉える右脳の心像思考が強く発達していると考えられている。

単一方向への直列シーケンシャル処理を「論理思考」、予測という要素を組み合わせた複数のジョブを並列でこなすマルチジョブ処理を「心像思考」と呼ぶ。

電気に置き換えれば理解しやすくなるが、直流電流を論理思考、交流電流を心像思考とそれぞれの処理方法で区分することが出来る。

人間は成人より子供のほうが右脳が働くマルチジョブ方式による思考力を使う。

「子供は頭が柔らかく物事をすぐに吸収する」

というのは右脳の予測能力とイメージ処理能力がともに強く働くからである。

人工知能のアルゴリズムは、並列処理によるマルチジョブ方式によってシーケンシャル処理するのだが、これが羽生名人のように予測能力に長けた右脳の心像思考が基幹プログラムとなる。

囲碁棋戦用AI「Alpha Go」は同じ心像思考を持つ人工知能を何万回も対戦させることで、それぞれ異なる局面を学習させ強化していった。

人工知能が人間より優れた新手を生み出すことは出来ないというのは、テクノロジーの進化を認めたくないちょっとアナログな人達かもしれない。

将棋を少しでも噛じってる人ならわかるだろうが、羽生名人は対局の中でも実はミスが多いことで知られている。

しかし対戦者はこう考える「あの羽生先生がこんな悪手を打つのは先にある妙手への布石かもしれない…。」と深読みし過ぎて勝手に自滅していくのだ。

我々が将棋という競技に魅了されるのは、人工知能のような完璧な演算処理による好手ではなく、羽生名人のように悪手を放っても人間味がある「肌の温かさ」を感じることが出来るからだろう。

2015年に行われた王位戦第二局で羽生王位にこてんぱんにされてしまった広瀬章人八段
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記事:http://www.rbbtoday.com/article/2016/04/15/141485.html
出典:http://www.rbbtoday.com/(※画像上)
出典:http://www.yomiuri.co.jp/(※画像中)
出典:http://www.logsoku.com/(※画像下)
引用:AIやロボ、対応できないと雇用735万人減 30年度経産省試算(※1)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF27H1D_X20C16A4EE8000/
引用:最終戦、韓国トップ棋士がソフトに敗北 “人類”の通算成績は1勝4敗(※2)
http://www.sankei.com/world/news/160315/wor1603150042-n1.html
加筆:2016/05-06/13:15訂正

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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