日経「AI記者」の衝撃 開発の背景に「危機感」

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テンプレートがある程度固まっている記事(作業)であれば、一定の人間から見た視点の可否判断は必要となるだろうが、人工知能(AI)なら定型的な文書でも自動化は比較的対応し易いのではないかと思う。

特に日本経済新聞社の決算サマリーBeta(※1)などは、多少の記事の訂正・加筆も入れやすいし、それ以上に格好のお披露目の舞台ともなる。

本当に取材力が必要となる記事は、いまなおアルゴリズムの修正が必要となるだろうが、それとて遠い未来のおとぎ話では決してない。

わたしが以前勤めていたブラック企業では、その簡単な定型文に筆を加えることすら出来ない残念なレベルの人達しかいなかった。

だからExcelで基本的なIF関数を使い、処理の状況判断を簡易にした値(関数)から処理工程を分岐させ、最も相応しい定型文を出力するテンプレシートとか作ってたなぁ。

広義的の意味合いなら人工知能の基礎なんて、このような単純処理を効率化するための発想がAI開発の起点となっているんだよね。

AIが記者の仕事を一定以上学習し、イレギュラーな事態にも補足対応するまでのレベルになれば、本当にいよいよ人間の記者なんていらなくなる。

そもそもAIが作った記事に校正が必要かと言われれば必要ないだろうし、変わりにAIに負けじと人間が偉そうに校正を始めようものなら、寧ろそちらのヒューマンエラーの確率のほうが高いくらいだ。

それに膨大なデータから最適解を導き出す作業では、人間の能力なんてAIには遠く及ばない。

益々増える膨大なデータ量を解析しながら、必要なときに素早く情報を引き出すためのデータ処理の速度・精度は人間の脳機能では到底敵わないのだ。

人工知能研究の世界的権威であり、特に技術的特異点(technological singularity)について、米国のフューチャリストであるレイ・カーツワイル氏(Ray Kurzweil)はこう提唱をしている。

技術的特異点或いはシンギュラリティ(Singularity)とは、「100兆の極端に遅い結合(シナプス)しかない人間の脳の限界を、人間と機械が統合された文明によって超越する瞬間」と定義している。

近未来に技術的特異点(シンギュラリティ)が実際に到来するかどうかは別にしても、レイ・カーツワイル氏が述べている収穫加速の法則自体は、現代でも実際に確認(※3)され続けている。

事実、AIはここまで進化しており、日本有数のメジャーなメディアにおいて、決算速報の記事をAIに任せ、その情報を発信することが可能なレベルにあることが証明された。

つまり今後どのような職種のちょっと特殊な仕事であろうが、企業運営からAIを排除することは既に避けられない流れになっている。

これは事務職に限らず、ホワイトカラーのすべての仕事で言えることだし、AIの学習の応用次第ではブルーカラーの仕事をも人間の手から奪いかねない。

「人工知能なんて関係ないそんなのは対岸の火事さ」

なんて考え方を改めない人ほどAIに仕事が奪われるだろう。そんな時代がもう目前に迫って来ているのだ…。

記事:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1703/03/news082.html
出典:http://www.itmedia.co.jp/
引用:決算サマリー(Beta):企業:マーケット:日経電子版(※1)
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/page/?uah=DF_SEC8_KSSN__
引用:シンギュラリティで人類はどうなるのか(※2)
http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/ai/080300003/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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