「親のフルネームを検索して黒歴史を掘り起こす」小学生の怖すぎる遊び

we_2016-0920

それはWEBデザイナーである女性のたったひと言のツイートから端を発した…。

“こないだ小学5年生の子5人くらいと話してて戦慄したことといえば、「親のフルネームを検索して出てきた画像を見せ合う遊び」ですね……” Twitterアカウント/@yulily100さん(※1)

なんていうか、イジメの温床にもなりかねない下品な遊びではあるが、良い意味でも悪い意味でもこれが現代のネット社会、そしてネット文化でもあるわけでね…。

香ばしいフルネームの本名をネットに公開するのに抵抗があるって人は、わたしのようなアラフォー・アラフィフ世代ではないかな?

よくSNSで炎上してる10代の人なんか、思いっきり生々しい本名やキラキラネームを平気で晒してるもんね。身バレとかそんなの関係無しに責めてる人はガンガン責めてる。

そう考えるとネットリテラシーは世代を追う毎に、その基準自体が遷移してきてるのかもしれない。わたしにはちょっと理解し難いけどね。

インターネットがわたしたちの身近な日常になってから実はまだ15年くらいしか経っていない。無論ディープなヲタはパソコン通信やニフティサーブなどで一足先にネットを活用してたけど。

一般人の間にもインターネットが普及した大きな原動力が、実はNTTドコモのサービス「iモード」の登場なんだよね。

携帯電話が1人/1台という時代が到来して、ネットインフラも急速に整備されていったのもこの頃。

そしてネットを利用するユーザーが多くなれば、自然派生的にコミュニティが出来るわけでね。

このコミュニティが集うWEBサイトに掲示板やブログ機能を実装したものがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の前進となり、サービスに付加価値を与えるためコメントやトラックバック機能、そして画像や動画の投稿機能などが次々と実装されていく。

SNSも会員登録してハンドルネームでやり取りする秘匿性の強いサービスや、Facebookや以前のmixiのようなユーザーの素性を明らかにした人の繋がりを重視するSNSもある。

ただもう10年くらい前になるのか当時SNSサービスを始めたばかりのmixiは、ユーザー検索を容易にするため「本名での登録」を推奨していた。

また当時のmixiは質の高いコミュニティとサービスを利用ユーザーに提供するために、18歳未満の参加を認めず、且つ既存の参加ユーザーからの招待が無ければ参加できないシステムを採用している。

つまり「mixiを利用できる人とは『社会的地位・ネットマナーが身に付いている限られた大人のためのコミュニティ』」と参加資格を制限することを基軸として、利用ユーザーへの付加価値を高めるという運営をしていた。

当初はこのmixiの運営戦略が当たり、mixiを利用するためには一定以上の社会的地位のある人のみ、という参加出来ることへのプレミアム感を利用ユーザーに与えることで成功した。

だからmixiの会員になるために様々なツテを辿り、利用ユーザーから招待メールを送ってもらうのが、一時期ちょっと流行っていたこともある。

また利用者も「知り合い以外には閲覧されることはない」というSNSの秘匿性から、躊躇うこともなく個人情報を公開する人も多かった。

これはSNSの公開範囲を変更することで、特定の人にしかその個人情報が閲覧されないという安心感からである。

しかし日本のSNS史上、最も大炎上した利用者の画像流出事故が発生してしまい、mixiは壊滅的な大惨事に見舞われることになる。

程なくしてmixiはビジネスモデルを、広告収入モデルからユーザー課金モデルへと経営指針の舵を大きく切ることとなるのだが、恐らくはこの画像流出事故の一件により、経営戦略の見直しを迫られたのは想像に難くない。

この事故についてはそれこそ個人情報がいまでもネット上に氾濫しており、10年が経った現在でも容易に検索することが出来る。

さすがに事故の顛末をこのブログに書くのはわたしも気が引けるので書かないけどね。

でも何故あの画像流出事故がアレほどの大炎上となってしまったのか?もう結論から書きますけど

ネット社会に「プライバシー」という概念は存在しないんです。

だからいくらネットの世界だからと高を括り、

「特定の人にしか見られることがないのだからそこには何を書いても良い」

とお考えならば、それはもう入り口から基本的なネットの考え方が間違ってるわけですよ?

いくらセキュアな対策をしていようが、如何に複雑なパスワードを頻繁に変えてるからとか、それは単なる思い過ごしに過ぎないのです。

ぶっちゃけた話し外部からの侵入経路、即ちセキュリティホールを完全に塞いだセキュアなシステムで、外部には絶対公開したくない機密データを運用していると仮定します。

外部からは前述の通り内部システムへ侵入することはほぼ不可能。

でもこれだけのセキュリティ対策を施した万全なシステムでも、その内部で保管している重要な機密情報が外部に流出してしまうことが多々あるのです。

それはいわゆる「内通者」の存在。セキュリティシステムを含む内部システムに精通しているこの内通者を経由して、機密データがいとも簡単にネット上に流出してしまう。

皆さんもご存知でしょう?未だ炎上中であるPCデポの一件。この件が想像以上に大炎上してしまった背景には、PCデポの内部関係者しか知り得ない極秘情報・資料までが、内通者により意図的にリークされネット上に公開・拡散されてしまった。

つまりネットに公開した情報は、如何に堅牢なセキュリティ対策を施していようがこのような可能性を否定出来ない限り、常に「誰にでも情報を見られる可能性がある」ってことの証明でもある。

例えば、その会社の内部システムにアップした書面・文言などが公開掲示板にコピペされたことで情報が流出した、他にも内部システムの入室パスワードをツイッターなどのSNSで拡散されてしまったら?…もうお分かりですよね?

内部リーク以外にも、外部から受け取ったメールやファイルにバックドア型マルウェアが仕掛けられていて、その端末が感染したことによりバックドア(システムの裏口)が開いた状態となって、そこから気付かないうちに情報がどんどん流出しているとか…。

だからあまりセキュリティシステムを過信しないほうが良い。その内部システムのネットワークで取り扱っている情報が機密事項ならば、尚更ネットワークに参加させずスタンドアロンで運用すべき。

各SNSでもmixiの画像流出事故の件を受け、そのほとんどがセキュリティや公開範囲など運用の仕方を変更したけれど、それほどまでにこの事件はインパクトが大きかったということでもある。

横道に逸れた話題を元に戻せば、やはり「拡散されて困るような情報は絶対ネットにアップしない」ことが鉄則中の鉄則。これは自分自身を守るだけでなく家族の生活を守るためにも、必ず肝に銘じておいて欲しい。

そうすれば自分の子供が親のフルネームを検索しても、秘匿情報をネット上にアップしていない限りは、大きな事故へと発展することはないのだから。

オンラインでは例えセキュリティ対策が最新のものであっても情報漏洩する可能性がありますが、オフラインならば絶対にこのような大惨事には至りません。

よく言うでしょ?「秘密は決して誰にも明かさず墓場まで持っていけ」ってね?笑

記事:http://www.excite.co.jp/News/bit/E1474353897721.html
出典:http://realonigokko.tumblr.com/
引用:ゆりりー😸さんのツイート: “こないだ小学5年生の子5人くらいと話してて戦慄したことといえば、「親のフルネームを検索して出てきた画像を見せ合う遊び」ですね……” (※1)
https://twitter.com/yulily100/status/776061705310699521

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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