Amazonがプライム会員向けにハウスクリーニングを計画中?

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これもちょっと前に騒ぎとなったアマゾンお坊さん便(※1)と構図は同じ、結局は中間で搾取するだけの既得権益層が一転して窮地に立たされたのだ。

アマゾンがお坊さん便を扱い始めると全日本仏教会(全仏)は即座に反応し、「宗教への疑問と失望を禁じ得ない」とアマゾン側に販売中止を申し入れた。

しかしこの件が公になったのと同時に全仏に寄せられた電話やメールには、利用者からの「お布施と称して多額の金銭をなぜ要求するのか?」といった苦情と批判がほとんどだったという。

アマゾンの商売にはいわゆる既得権益への配慮が一切ないからね、如何にコストを抑えて低価格化出来るか?その一点のみだから。

こういう商売が当たり前になると中間で搾取するだけの会社、いわゆる中間請負人(請負会社)や管理会社などは存在意義を失ってしまうよね…。

だってその販売価格には既得権益層への献金である手数料を抜けるような無駄なマージンはハナから算入されてないんだからさ。

「アマゾンで商品をカートに入れる(サービス受付)→直接施工会社へ発注」

もう幾分の無駄もない、本当にシンプルな流れ。そしてユーザーは低価格でも良質なサービスを直接業者から受けることが出来るわけだ。

だいたい間に数社入ったからってサービスの品質が良くなるわけでもあるまいし。

同じようなサービスとしては、動画やライブチャット・DVD通販大手のDMM.comが家事代行サービスDMM Okan(ディーエムエム オカン)を12月14日から開始する。(※2)

サービス名を聞いただけで「オカンが身の回りの世話をしてくれる」というサービスのイメージ像が即座に脳裏に浮かぶのだ。このネーミング・センスは凄いよな、言い得て妙というか。笑

当面は東京23区内限定でのサービスとなるようだが、順次提供エリアを拡大する予定とか。

提供サービスだが掃除・洗濯・料理・買い物・アイロン掛けなど、ひとり暮らしの男性だとなかなか手が回らない家事全般を代行してくれる。

そしてわたしが一番驚いたのがその価格なのだが、

利用料金1回/1.5時間単位でなんと3,600円をサービスの基本価格に設定したこと。

もうね?巨大資本を持つ会社にこんなことヤラれたら既存の業者は一網打尽ですよ?敵うわけがないじゃない。笑

例えば同じような仕事をしてる業態の会社が、DMMオカンより更に低価格化したサービスを行うことは可能だろうが、これがアマゾン・DMMと同様にサービスが成功するか?といえばその答えは「NO」だろう。

アマゾンにしてもDMMにしてもネットユーザーの間では、その名を知らぬものがいないほど我々の生活に深く浸透している巨大企業。このネームバリューだけで充分に商売が出来るはず。

仮に中小零細企業がもっと低価格でもっと高品質な家事代行サービスを始めたとしても、そのサービスは極めて限定されたエリアでしか需要がないだろう。

なぜならその会社と商品にはネームバリューが無いからだ。つまり知名度が無いのだからどんなに優れたサービスを提供していようが、その波及効果は非常に狭くそして限定的だ。

このような会社がアマゾンやDMMを向こうに回して対等にサービスの品質で勝負するならば、まずは社名とそのサービスの中身をユーザーに知ってもらわなければお話しにならない。

社名を広くアピールするためには多額な広告宣伝費が必要になるだろうが、仮に年間/数億円規模の予算を向こう10年間にわたって広告費として計上したとしても、果たしてアマゾン・DMMに匹敵するほどの知名度を得られるかどうかは甚だ疑問だ。

インターネット販売に関連する特定商取引法の表記(※3)についても、商品ページ上で法令による表記義務が定められている事項を明記する必要があるが、ページをしっかり作り込んでしまえば、下記のようなコスト削減も可能だろう。

WEB商品ページにはサービスのエリア・作業内容・時間・単価・標準仕様以外に料金が発生するケース・支払い方法・クーリングオフの期間と方法など、当該サービスに関わる諸事項をわかりやすく簡潔な表現でページ上に明記してしまえばいい。

極論ではあるがサービスの内容、そして作業時間・料金や支払い方法など商品パッケージを購入前にユーザー側ですべて把握出来るのなら、わざわざその会社の営業担当者に来てもらってサービスの見積りを取る必要すらなくなるわけだ。

今回アマゾンとDMMは清掃などの家事代行サービス分野に参入してきたが、その業界と直接的な関わりがなくとも、ネームバリューのある大企業が異業種に参入してくる意味は、確実に勝算を見込んでいるからに他ならない。

なぜならこの分野はお坊さん便と同じように、ネットがまだ業界すべてに浸透しておらず、高い潜在需要と成長が見込める市場の割には、その産業に携わる企業の多くは中小零細企業に過ぎず、同等な社規模の競合企業は皆無に等しい。

資金力が豊富で強力なネームバリューを持つ大企業が、業界では破格とも言える低価格でサービスを行う。そしてそのサービスは既得権益の中間請負人を経由することなく、直接施工会社に依頼されサービスを実施する。

文章に起こしてみれば至極当然のことではあるのだが、その当たり前のサービスにもちゃっかりマージンだけを抜く中間請負人の存在があったのだから。

これからはその業種に拘ることなく資金力のある大企業からサービスを行う施工会社へと業務がダイレクトに発注されることだろう。

発注元は資金力のある大企業にすべて集約され、それ以外の企業は例え中堅規模の企業であったとしても、直接サービスを施工する側に回らなければならなくなる。

つまり金のある大企業とそれ以外の会社へ市場が二極化し再編されていく、そしてその速度は恐ろしいほど速いスピードで市場を侵食し尽くすはずだ。

記事:http://www.gizmodo.jp/2016/11/amazon-prime-house-cleaning.html
出典:http://www.gizmodo.jp/
引用:Amazonの「お坊さん便」について多くの人が誤解していること。賛成派と反対派のお坊さんがいるのはなぜ?
http://nikkan-spa.jp/1089736(※1)
引用:スマートな家事代行サービスアプリ – DMM Okan(おかん)
https://okan.dmm.com/(※2)
引用:特定商取引に関する法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S51/S51HO057.html(※3)

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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