ウェブ最大の「フォント問題」を巡ってアップル、グーグル、MS、アドビが団結

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WEBでもDTPでもそうだけど、本当にフォントがキレイになったよね。

いまはフォントを目的に応じて使い分けることが出来る。広告・文章・表示・交通標識など、テーマに応じてよりメッセージを伝わりやすく装飾するのが、フォントの大きな役割とも言える。

そして実に当たり前なのだが、多くの人が利用可能なユニバーサルデザインの工夫が当然必要なんだけど、フォントはここ数年の間でユニバーサルデザイン化が一気に加速しているんだよね。

これはデザインする側から見ると非常に素晴らしいことでデザイン性の向上のみならず、あらゆる表現についての可能性が無限大に広がっていく、いまが正にその壮大なプロセスの途上と言えるだろう。

2016年9月にVariable Font(ヴァリアブルフォント)というものが発表された。これはあらゆるデバイスやプラットフォームで柔軟に対応し、ひとつのフォントファイルから様々なウェイトの文字を表示することが可能となる。

これが何故スゴいのかといえば、Apple・Google・Microsoft・AdobeというIT界の巨人たちが、互いに手を取り合いこのヴァリアブルフォント構想を発表し、フォントにおけるデバイス間のボーダレス化に取り組んでいくのだ。

最近何かと騒がしい世界情勢の最中にあるが、このヴァリアブルフォント構想を現在の世界情勢に当て嵌めれば、米・露・中・EU・日が一致協力して、ヴァリアブルフォントのボーダレス化を実現しようして手を結んだことに等しい。

以前フォントっていうは商品であり買うものだったんだけど、ヴァリアブルフォントの登場でフォントは、買うものから利用するものへと変貌していったんだな。わたしはコレこそがヴァリアブルフォントが齎した最大の変革であると思っている。

そしてこのDigital PhilosophyでもフリーフォントであるGoogle Fontからフォントデータを読み込み表示させている。

本文にはNoto Sans CJK JPNoto Sans Japaneseの2種類、いずれもゴシック体である。でも厳密にいえばCJK JPもJapaneseもファイルにそれほど大差無いんだけれどもさ。

どこかで見聞きしたのだが「Noto Sans Japaneseは近日中にすべてのUnicode(ユニコード)に対応する」という記事を見た記憶があるのだが、しかし出典先が不明なので情報を裏付けするソースがありません。間違ってたらゴメンなさい。

ちなみにUnicodeとは、符号化文字集合や文字符号化方式などを定めた文字コードの業界規格のこと。なのでNoto Sans JapaneseがUnicodeに完全対応すればNoto Sans CJK JPは外そうかなと考えている。

またスマホからこのDigital Philosophyを閲覧するときはAndroidやChrome OSの標準フォントであるRobotoを指定している。このRobotoはGoogleのMaterial Designの推奨フォントにもなっているのだが、欧文フォントのため日本語を補完しきれていない。

なので不足する日本語文字については同じGoogle FontであるNoto(Sans JapaneseやCJK JP)などから補完するようGoogleではアナウンスしている。

Webフォントによる最大の欠点に、データが重いためページの表示速度が遅くなることが指摘される。特に日本語フォントはひらがなやカタカナの違いなどで、どうしても文字数が多くなる(データが大きくなる)ために余計ストレスを感じるケースが増えるようだ。

だからUI/UXのプロから言わせると、

Webフォントなんて使う必要がない。いまはOS標準のフォントでもデザイン性は非常に高いのだから。

というデザイナーもいるくらいだ。

最近のWebページに求められるのはユーザビリティに優れたものが要求されるため、わざわざデータの読み込みで負荷がかかってしまうWebフォントなど使う必要がないという主張からなのだが。

そう仰る方が制作したWebページのフォントデータを見てみると、日本語フォントは確かに游ゴシック体・ヒラギノ角ゴ・メイリオだけしか指定していない。

言われてみれば確かにそうなんだよね。Windowsでもメイリオ辺りだとちょっと心許無かったけど、Win8.1から搭載された游書体の美しさはヒラギノ書体に匹敵するからね。マイクロソフトもやれば出来るじゃん、みたいな。

だからわたしのようにWebフォントを多用するのは、自己満足だけの単なるマスターベーションに過ぎないのだろうな。笑

最近はWebページをみても格段にフォントが美しくなって、見づらい思いをすることが無くなったよね。でもまだ古いページでは未だにMSPゴシックで表示されてしまうページもあるけれど。

以前わたしがWeb制作をしていた時代、まだHTML4.01が標準だった頃は、Macにはヒラギノが標準フォントとして搭載されていたけど、Windowsではまだメイリオですら搭載されておらず、標準フォントもMSゴシック/MSPゴシックが主流だった暗黒の時代。

まだWordPressはリリースされるかされないか辺りだったと思うけど、当時は素材を一から加工してDreamweaverなどのWebオーサリングソフトを使って、本当に何もない真っさらなところからページを構築していった時代だった。

その頃に某メーカーのオフィシャルページや、わたしが当時勤めていたブラック企業の方で販売・運営する楽天ショップなど、何点か制作していったんだけれども。

…実はこの話しするの初めてなんだけどネタバレしていいのかな?…まぁ10年以上も前のことだしいいか。笑

その当時作っていたWebぺージの装飾は当然外部CSSから読み込むわけだけど、Webページのフォント表示はMacから見たときに最も綺麗に表示されるようフォント指定していたのだ。

つまりメインであるヒラギノ角ゴW3など、ヒラギノ書体が最も映えるような余白や文字間隔などを一番に考慮して、ページデザイン/レイアウトをそれぞれ決めていったんだよね。笑

わたしがWeb制作してた時代はWindows XPの全盛期だったので、UU(ユニークユーザー)は圧倒的にWindowsからなのだが、実はこのとき心の中では…

「おれの本当のデザインは、Macユーザーが理解して評価してくれればそれでいい。」

ってガチで思っていたからね。笑

WindowsとMacとの間に差異が無くなってから久しいが、それでも当時のMacユーザーはクリエイター系の人が断然に多かったのでね、わたし的にはそちら側の方に強くアピールしたかったんですよね、実のところは。失笑

追記:試験的にfont-family値を游書体に変更しています。但し利用環境によるウェイト値を個別に指定していないので、OSやブラウザの種別によって表示のされ方に差異が生じますが、あしからずご了承ください。
またフォントの違いにより相対的にウェイトが細くなっているので表示色をより濃い色に変更しています。[2017/05/09]

記事:http://wired.jp/2016/11/23/tech-giant-typographic-problem/
出典:https://kollemedia.de/
加筆:2017/05-09/15:18訂正

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio

わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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