「死刑にうちの製品使うな」 ファイザーが販売を限定

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死刑については法治国家の中でもそれぞれに解釈が違う。

欧州のように長い時間をかけて歴史を築いてきた国家は死刑反対論に傾き、米国のように新たに切り拓かれたまだ若い国家は犯罪の抑止力として死刑を存置する。

日本では現在も絞首刑により粛々と執行されているが、先進国間では死刑禁止が大勢を占めている。

わたしは死刑論者ではないのだが、刑罰において死刑を存置することは必要ではないかと考える。

しかし死刑という極刑が殺人などの極めて残忍で悪質な犯罪の抑制と成り得るか?と問われれば、その答えは恐らく違うと思う。現代社会において死刑は犯罪の抑止力にはならないだろう。

20年以上前だったと記憶しているが「課長島耕作」の作者である弘兼憲史氏が、雑誌で死刑執行の立会人を務めた経験のある刑務官から、死刑を執行する描写を回想シーンとして漫画に興した作品があった。

これは2008年5月6日に文化放送で「死刑執行(※1)」というラジオ・ドキュメンタリー番組が放送される先駆けとなった貴重な資料だ。

現在では予告されることなく、死刑囚の独房で死刑執行命令書を読み上げ、その後の読経の声、終の時間まで許されたタバコを燻らし、同時に粛々と刑執行の準備を刑務官が取り進め、死刑囚に目隠しをし絞首台に立たせ、死刑囚の立つ床板の外れる音、ロープの軋む音などがリアルに描写されていた。

わたしはあの作品を見て少なからずショックを覚えた。これは人間が生きていく上で、必ずしも知らなければならない知識では無いはずだ。

しかし社会の暗部ではこのような極刑に携わらなければならない人達も間違いなく存在している。

いまこの弘兼憲史氏の作品をネットで検索してもまずヒットすることはない。検閲された結果「有害」であるとの判断だろう。

わたしですら20歳を超えてこの作品を見たとき不快感とショックを感じたのだから、多感な未成年に真意を説いて理解してもらうにはちょっと作品テーマが重過ぎるかもしれない。

記事:http://www.asahi.com/articles/ASJ5G2Q9SJ5GUHBI00D.html
出典:http://newsphere.jp/
引用:第350回文化放送番組審議会 文化放送報道スペシャル「死刑執行」を審議(※1)
http://www.joqr.co.jp/annai/banshin/council_350.html

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio

わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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