英国がEU離脱なら「世界恐慌」の引き金に?勢い増す「離脱派」、日本企業にとっても脅威

wo_2016-0613

イギリスとの企業取引は日本はアメリカに次いで2番目の規模だったはず。日本にとってEUのマーケットは大きいから進出してる企業には大迷惑な話だよなぁ。

そもそもEUが導入したユーロの目的って域内取引の活発化のはずなんだけど、政情悪化や財政危機に直面するとなんだかんだで不協和音が聞こえてくる。

イギリスはそれを見越したうえでユーロを拒否して英ポンドを使い続けていたのだろうし。

イギリス国内では最近の米国離れの政策や、中国の人権問題を不問にしてカネになびいたと非難する声もあり、キャメロン政権に対する嫌気も感じられる。

EUを離脱すれば関税交渉に何年も費やすことになるが、その間にポンド暴落・海外資本流出・スコットランドの独立運動などの問題も再燃するだろう。

当然離脱推進派の人達だって分かり過ぎてることなのだが、それでも経済の安定を捨ててまで移民政策は受け入れられないということか。

離脱することのメリットとしてEU・ユーロ圏が抱えるギリシャ、スペイン、ポルトガルなどの経済問題に関する負担増から距離を置くことができる。

つまりEUに拠出金として支払っている約200億ポンド(約3兆300億円)を、イギリス国内の経済対策、社会保障、インフラ整備、国境警備の強化などに充てられるのだ。

しかし離脱のデメリットとして対EUとの貿易コストが上昇する。EUはイギリスの輸出の44.6%、輸入の53.1%と、対外貿易の約半分を占めているのだ。

そしてEU内では撤廃されていた輸出入に関税を課せられることになる、即ち貿易のコスト高と競争力低下が懸念される。

もっとも深刻なのは欧州統合という信頼関係に亀裂が生じることで、EU加盟各国の不満が一気に噴出しかねない。

それはユーロ圏も同じで、ギリシャ問題といったものが再燃するなど負の連鎖、離脱を匂わす思惑まで飛び火する恐れさえある。

最大の懸念はイギリス・フランスが抑え込んでいたドイツを牽制できる存在がいなくなること。ユーロ圏の小国は事実上ドイツの属国化してしまうだろう。

数年前ギリシャの離脱が現実化しそうになったが今回のイギリス離脱はまったく意味合いが違う。ポンドは単独通貨としてまだ存在しているしね。

試算上の数字ではあるがイギリスは82万人が失業しようがGDPが6%減ろうが、移民受け入れの協定から離脱することが推進派の最優先事項ということ。

移民受け入れ後、政情・治安ともに悪化したドイツの例もあるように、EUはこのままだと移民政策で自沈しかねない状況下にある。

だからイギリスのEU離脱が英断なのか愚行なのかは、いますぐには判断することが出来ない。

そもそも島国の国家が大陸系国家と協調性を図ろうとしても中長期的にみて民族風習や思想の違いから、いずれ軋みが生じることは判り切っていたこと。

なぜなら国土が限られた島国という環境で生き長らえる方法と、自国を統治下に置きながら他国を支配するために適した大陸を渡り歩くこと。その根底にある民族マインドが決定的に違うのだから。

中国経済が減速、中東は混沌、新興国は政情不安、米国が制御能力を失い、欧州は混乱。本当に予測不能な世の中になってきた…。

記事:http://toyokeizai.net/articles/-/122226
出典:http://toyokeizai.net/

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio

わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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