[韓国大統領罷免]危機の連続だった朴槿恵政権 4年12日で幕下ろす

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昨年末に弾劾訴追案が可決された時点で、弾劾審判での勝ち目は1%すら無かったのだから、罷免までの流れはもう既定路線だったからね。

ただ2016年12月9日に大統領職の権限を停止されてから、今回の弾劾審判で罷免判決が出るまでの実に3ヶ月もの間、政治空白の期間が出来てしまったのは本当にいただけない。

韓国国内の内政も充分乱れているだろうが、それ以上に外交問題がこの3ヶ月間で劇的過ぎるほどに緊迫化してしまった。

その最も象徴たる事件が2017年2月13日、マレーシア・クアラルンプール国際空港で北朝鮮工作員の主導により犯行に及んだ金正男氏の暗殺事件。

既に北朝鮮の朝鮮労働党内部には金正恩を諌められる人物はおらず、その正恩の暴走っぷりに近くでブレーキをかけることが出来ない状況下にあると聞く。

この韓国の政治的混乱に乗じれば北朝鮮としても、何か事を起こすのに打って付けの好機であることは疑う由もない。

現在韓国は北朝鮮の核の脅威もあり、また米国の高高度防衛ミサイルTHAAD(Terminal High Altitude Area Defense missile, サードミサイル)を韓国に配備することで、中国側までも不快感を露わにしてこれに反発している。

この対立構図は米中冷戦に端を発するものだが、アメリカのトランプ政権はこの不穏の東アジア情勢をどう読み動くのか?

またロシア・プーチン大統領はこの混迷の政局を敢えて静観するだけに留めておくだろうか?

我が国にとっては朝鮮半島だけでなく中国、そしてアメリカ・ロシアをも巻き込んだその情勢を、しばらく注視することが必要となるだろう。

今後の日韓関係も当然気掛かりではあるのだが、大統領選挙が行われるのはこの日の罷免決定から60日以内という…。国家がまだ若く成熟し切ってない部分もあるだろうが、韓国にとっては今が正に危急存亡の秋ではないのか?

新政権が発足するこの2ヶ月もの間は、事実上、政治空白の60日間となる。この期間中に朝鮮半島に燻る懸念、即ち軍事的な挑発行為など極めて政情が不安定なものになることが憂慮される。

この際だから現状に即してないことが図らずも露呈してしまった韓国の大統領制度や選挙制度なども併せて見直しを行ったほうが良いような気がする。韓国は建国以来導入した大統領制は成功より寧ろ失敗の歴史のほうが長いのだ。

少なくとも韓国という国家は、まだ建国して間もない未熟な国家故に民主主義の歴史も浅く、また国民にもその政治思想の土壌がない。

罷免決定から賛成派・反対派の暴動が絶えず、現在韓国警察は最高レベルの厳戒態勢を敷いているとのこと。このデモに乗じた民衆の暴徒化が懸念されている。

韓国政府は速やかに新政権への移行を進め、内政・外交とも国民に混乱のないようこれらを取り計らって欲しいものだ。

そして罷免された韓国大統領のその後は魔女狩りさながらに、刑罰以外の私刑や理不尽な迫害を受けることも珍しくないとか。

朴槿恵氏がこれから厳しい追求を受けることは間違いないが、この魔女狩りがエスカレートすることで一種の余命宣告と同義にしては絶対にならないよ。

記事:http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2017/03/10/0900000000AJP20170310001800882.HTML
出典:http://jp.reuters.com/
参考:北朝鮮基礎データ|外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/data.html

TAKEMOTO, Toshio
TAKEMOTO, Toshio
わたしはPsychopathでありAlcoholismと戦っています

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